雰囲気も最高でいい映画だなあと思ったんですけど・・・
ラストの展開の説明がなさすぎる!(笑)
特に「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のメモの意味がわからない人も多いと思います。
そこで、その意味を自分なりに考えてみました。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のメモの意味
私みたいにうとい人は、一回見ただけでは
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のメモの意味とか
デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)の涙の意味とか
よくわからないと思うんですよね。
私もラストは何度も見直して、いろいろ考えながら見てみました!
でも、ラストがわかってくると、この映画がより最高なものになります。
まず「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のメモの意味。
あれってサンバイザーにはさまっていたんですよね。
サンバイザーは当然、雨の日には使いません。
だから「雨の日には会えない」と。
で、「晴れた日は君を想う」というのは、妻の願望です。
あのメモは妻が書いたものですが、妻の心情ではなく、デイヴィスの心情として書いてますよね。
なので、「デイヴィスにこう想って欲しい」という願いを込めて妻はあのメモを書いたわけですね。
そこでデイヴィスは、自分の気持ちや彼女の気持ちに向き合う努力が足りなかったと後悔する。
そして、後悔をしたことで、自分は彼女を愛していなかったんじゃない、と気づくということなのではないかと。
これはデイヴィスが妻の父親に言う
「愛していたが、疎かにしていた」
というようなセリフからもそう思いました。
ラストの展開で起きたできごとを考察
ラストの展開について
いろんなことが目まぐるしく起こって、よくわからないけどハッピーエンドになってる
って思った人も多いのでは?(笑)
本当にラストの展開についての説明がなさすぎるんですよね。
序盤はゆっくり進んでいたのに、何でラストをささっとやって視聴者を突き放してくるのか(笑)
それはきっと、原題の『Demolition』(解体)がメインだからなんでしょうね。
デイヴィスは、妻の実家でのパーティーの際、妻の母親から「妻は浮気していた」と告げられます。
ですが、結局最後まで出てこないんですよね。
デイヴィスがそうだと思っていた人は、加害者だったわけですし。
ですので、浮気相手はいなかったんじゃないかと。
となると、妻は何らかの理由で子どもを中絶することにしたわけですが、それがラストにつながってるんですね。
メリーゴーランドに乗っていたのはダウン症の子どもたちでした。
なので、中絶した子どもはダウン症だったのではないか?
と、解釈できるんです。
デイヴィスは普段から妻の話を聞いてあげられず、子どものことも相談してもらえなかった。
ちゃんと話し合えていれば、その子どもを産むという選択肢もあったかもしれない。
だからこそ、その子どもの代わりにあのメリーゴーランドをダウン症の子どもたちに提供したのでは?
まとめてみると・・・
解体を描くのがメインだからラストは適当でもOKなんじゃー!
ということですね(笑)
妻を愛していたが疎かにしていたことが解体を通してわかればいいんじゃないかっていう。
まあでも、この映画のようにいろいろ考えながら観る映画も楽しいですよね!
ラストは本当に何度も見直しましたが・・・(笑)
この映画は雰囲気がすでに最高です。(個人的には)
なので、そういったことを気にしなくても、なんかよかった!思える映画だと思いますね。
まあ、そういうところも含めて、また何度も見返したい映画だな~。
この記事の内容は全て私の個人的な解釈での考察ですので、違うところもあるとあると思います。
こういうときに、映画のことが話せる友だちがいると楽しいですよね。
と言うか、女性目線での解釈とか考察とかいろいろ教えて欲しい(笑)
そんなわけで、もっと深い考察ですとか、そうじゃない!というところがあれば、ぜひ教えてください^^
それでは!